ニセアカシアだけじゃない!政策的に持ち込まれた有害種が川にも!

ブラックバス・釣り.jpg

奥が大木に成長したニセアカシアの林、手前は毎年伐採している土地。一見ニセアカシアは無いように見えるが、初夏には胸の丈まで成長した若木が至るところから生えている。手前の叢の間に、ミツバチの巣箱が点在して見える。

海外の固有種は、動物でも植物でも日本人の目から見れば珍種です。コレクターの視点からいえば、大金を払ってでも手に入れたいレアものです。

アリゲーターガーやワニガメも、珍しいうちは自宅に環境を整えてしっかり管理していても、やがて成長して手におえなくなると、こっそり河川に放す。無責任極まり無い行為ですね。現に多摩川では、このような極めて危険な生物が頻繁に捕獲されています。

ブラックバスは、釣り人にとってはゲームフィッシングの恰好のターゲットです。かつて多摩川にはいない淡水魚でしたが、いまや至る所で生育しています。やはり生態系を壊す魚の一種です。

バスフィッシングの人気を高めるために、某大手釣り具店が意図的に放流したらしい、との話を某漁協関係者から聞いたことがあります。

このような外来種に対する取扱は、都道府県により異なります。

多摩川の場合、中流から下流域にかけて東京都と神奈川県の境界が河川の中央にありますから、東京都側と神奈川県側で捕獲した場合の取扱いが違います。

神奈川県側ではリリース禁止で処分するのがルールになっていますが、東京都側ではリリースOKです。同じ河川なのに不思議です。

水生生物は環境が適合すれば、爆発的に増殖するのでやっかいです。とにかく産卵数が天文学的数になります。ジャンボタニシと呼ばれるスクミリンゴガイもその一種。

大型の赤いタニシで、大きいものは手のひら半分ぐらいのサイズになります。このタニシは、食用として台湾から日本に持ち込まれ、全国各地で養殖されましたが、採算が合わず中止。

その後、自然繁殖し水田の稲などを食い荒らすなどの被害が出て、その後要注意外来生物に指定されています。

タニシと同様の寄生虫を宿していて、卵は気味悪いほどのピンク色でブドウの房のような態様をしています。

この卵は有毒かつ乾燥にも強く、天敵がいないのが特徴。唯一の天敵は、同じく問題の外来種ヒアリとのことだから皮肉としかいいようがありません。

外来種にとって、日本はまさに天国ですね。

昔はどこの河川でも、ドジョウ、メダカ、タニシ、アメンボ、クチボソなど、当たり前に見られました。しかし、今では探してもみつからない。

そういえば、スズメの数も心なしか減っているような気が...。

ところで、ニセアカシア根絶?へ向けての活動は今年もやります。まあ、根絶はもう諦めていますが、ほったらかしにすれば、画像のような大木になって手が付けられなくなりますから。

ニセアカシア.png

ところで、ニセアカシアは悪いことばかりじゃありません。これがその写真、上の写真の場所に置かれたミツバチの巣箱です。巣箱の奥と右手にニセアカシアの幼木が見えています。

ミツバチ巣箱.png

最高級の蜂蜜なんですけどね。



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